ワクチンの3回目終了〜。

エクレールちゃんとエレナちゃんのワクチン接種、3回目が終了しました。

子犬のワクチン接種に関しては、色々な見解があるみたいです。
一般的に子犬は産まれて、母犬の初乳を飲むことで、感染病に対する免疫を母犬から譲り受けます。これが移行抗体と呼ばれるもので、移行抗体は約45日から150日で消えてしまうと言われていますから、消える前にワクチンを接種する必要があります。
一般的には、生後45日から60日頃に1回目のワクチンを接種します。
しかし、この時期だと、まだ移行抗体が残っている可能性が高く、移行抗体が残っている内にワクチンを接種しても抗体は作れません。つまり、ワクチンの効果は失われ、意味がない事になります。ですが、逆に、早くに移行抗体がなくなりかけている場合もあります。
つまり、1回目のワクチンはもしも移行抗体がなくなりかけていた場合に備えての保険といったところでしょうか(汗)
それから、抗体は予防接種を打ったらすぐに身体を守れる値まで上がるわけではなく、接種後10~14日かかってようやく予防効果が期待できる抗体価になるので、その期間のことも考えておかなければなりません。
そして、さらに1ヵ月程度後(生後90日頃)に2回目のワクチンを接種します。
以前は生後3ヶ月頃まで移行抗体があるので、この頃(移行抗体が無くなる頃)に接種して、後は1年後…と言われていたのですが、最近は生後4ヶ月程度まで移行抗体がある、つまり、2回目のワクチン時にもまだ移行抗体が残っている可能性が高いと考えられ、そのため、万が一に備えさらに1か月後に3回目のワクチンを接種する「3回接種」を薦める獣医師の先生が増えているような気がします。
海外では、毎年1回接種ではなく、接種前に抗体の検査をし、その結果によって接種の時期を決めるという事も行われているようですが、日本ではまだですね…
当犬舎では、最近は3回接種にしておりますが、子犬の環境と飼い主さまのお考えの上で、ご担当の獣医師の先生とご相談の上、決められるのが良いかと思います。



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