FRPの工作(キャンピングトレーラー改造2)
この休みを利用してFRPの工作をしました!
FRP(Fiber Reinforced Plastics)、繊維強化プラスチックです。
ガラス繊維を使った船や車のパーツが有名ですよね。
最初に採寸して図面を書き、フィッティングなどをチェックするために段ボールで作って見ました。
こんな感じのものを作ります。
型を作りますので、型材(今回は化粧板)をカットします。
この寸法に、あらかじめガラス繊維をカットしておきます。
今回は2プライ(2層重ね)でやろうかと思っていますので、2枚用意しました。
そして、型を組みます。
角は面木などで作るのですが、今回は1つだけですし、目立たない所で使うので、少々の見栄えは犠牲に…ということで、クラフトテープで角などの処理をしました。
そして、離型剤(車のワックスのような物)を塗り込み~乾燥を繰り返します。
少々の見栄えは犠牲に…と思ってはいるのですが、余りに…でもと思いゲルコートを塗ることにしました。
これを塗ると出来上がりの表面がツルツルで、よく見るFRPのパーツのように仕上がります。
乾燥する前に、もう1層。
写真じゃ分かりませんよね(汗)
そして完全に乾燥する前にFRPを敷きます。
そして、樹脂を浸透させ、空気を抜いてゆきます。
FRPの製作の際に、よく見る風景なのですが…写真を撮る余裕がありませんでした(汗)
1層目が完成。
続いて2層目。
完全に乾燥したら、型から外します。
ゲルコートのおかげで、ピカピカで良い感じです。
はみ出しているFRPを切り取り、形を整形します…といっても、乾燥後のFRPは大変堅いので、グラインダーでの作業になります。
綺麗に仕上げて、給排水、オーバーフローの穴を空けました。
ココにスルハルを付けると、
こんな感じ。右上のストレートが給水側、左下のそこ面に付いているのが排水側、左上はオーバーフローです。
内側からみると…
こんな感じです。
この上にアルミの薄板を付けて出来上がり。
キャンピングトレーラーの床下に取り付けます。
そう、排水タンクを作っていました。
キャンピングトレーラーの車軸前、エントランスの下あたりになります。
フレームとほぼ同じ厚みで、エントランス側のフレームの内側一杯に作りました。
これで計算上は70L位のタンクになります。
ギャレーとシャワールームの排水口と接続して完成です。
タンクからの排水はホースとボールバルブで作りました…が、写真を撮るのを忘れました(汗)
きちんと排水されるのを確認して2日間に及ぶ激闘は終了しました!…全身筋肉痛です(涙)
何度かトレーラーの記事を拝見させて頂いています。
フジカーさんのエーストレーラーを検討して店に行きましたが、他のトレーラーと比較するとちょっとチャチナな作りに見えたのですがそんなことはないですか?
トレーラー記事を楽しみにしていますのでまたアップしてください♪
松山明男
コメントありがとうございます。
日本の場合、750kgの制限の為にサイズと材質(重量)のバランスになりますね。やはり、750kg以上で内装もしっかりしていて、スペースに余裕があるのが一番ですが、価格と牽引免許の事を考えてこれにしました。
まあ、全体的にチャチイ感じではありますが(笑)それほど気にはなっていません。
数社の現車を見て、見積を頂いた後、販売店さんまでの距離や装備、オプションを加えた後の最終的な見積価格など、総合的に判断した結果です。
これからも宜しくお願いします。